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園舎のユニバーサルデザイン探し


こんにちは。

ひろみ保育園Luluトヨカズです。

今日は、身近にあるユニバーサルデザインを探しに

Luluとひろみ保育園にこにこへ✨


ユニバーサルデザイン以外にバリアフリーって聞いたことありますか?

どちらも概念、考え方なんですが、

どちらもアメリカの建築家から生まれたと言われています。

 

先に生まれたのは“バリアフリー”という考え方で

その対象は(身体)障害者。

 

この考え方が生まれた背景には、

ベトナム戦争があって、

戦争で傷ついた、身体障害を負った帰還兵が、

不自由なく暮らせる家作り。

ということから生まれたといわれています。

 

これに対しユニバーサルデザインとは、

バリア(障壁転じて障害)がある人という

特定の人だけを対象にしたものではなく、

年齢や性別、国籍や人種も関係なく、

「できるだけ多くの人が不便なく使えるように

製品、建物、空間をデザインすること」

という考え方です。

 

これを提唱した人は、アメリカの建築家。 

自身も障害があり、車いすユーザーです。

平たく言うと「みんなに優しいデザイン」。

 

バリアフリーが間違ってたわけではありません。

結果ユニバーサルデザインにつながったものも✨

 

また、単に障害と言っても身体、精神、知的という3障害に分類されていて、

障害の部位も「視覚、聴覚、肢体、内部、知的など」さまざまで、皆さんの見た目や性格がみんな違う様に、障害も多様です。同じ障害でも程度が違うことも。

また、健常者も怪我とかで、不自由を感じることもあるかもしれません。(一時的にでも)

 

障害の有無だけでなく、老若男女、大人も子どもも国籍や人種も関係ない最初からみんなに優しいデザインを探しに来てみました。

 

これは古い建物には、難しい要素です。

実は、身体障害者である私からしてユニバーサルデザインバリアフリー設計が1番遅れてるなと感じてしまうところは、“学校”なんです。

 

建てられたのが昔なのですぐには変えられません。

バリアフリーの考え方が日本で浸透してきたのが1980年代。

ユニバーサルデザインの考え方が浸透してきたのは、1990年代中頃と言われています。

だからそれ以前の古い建築物は、その概念なしに建てられたもの。

残念ながらひろみ保育園すくすくの園舎も古く建てられた時には、園舎、敷地にその概念はなかったと思われます。

ただ、私たちも、できるとこから少しづつ取り組んでいきます✨

 

ユニバーサルデザインという考え方は、

建物、製品、空間、すべての人への配慮。

 

 で、前置きがとっても遅くなりましたが、

ユニバーサルデザインなモノ探し

in ひろみ保育園にこにこ

 

1.障害者マークのある駐車スペース

体が不自由な人、妊婦さん、高齢者も安心。入口まで近くて助かります。駐車スペースも広いので、車いすユーザーが乗降のために車のドアを前回に開いても安心。

 

2.自動ドア

保育園の出入口なので、人が勝手に出入りできないようにカードキーは必要ですが、自動ドアはユニバーサルデザインの代表格。なんとドアの前に立てばドアが自動で開く笑 対象者を限定することなく、誰でも使えます。

 

3.段差低めの玄関と玄関に設置されたスロープ

段差低めで小さな子どもでも使いやすい。スロープもあるので車いすユーザーも使えます。

 

4.段差のないバリアフリー設計のフロア

バリアフリーとユニバーサルデザインは違いますが、バリアフリーを目指したことで結果ユニバーサルデザインとなっているものもあります。そのひとつが、バリアフリー設計の建物。段差のない設計を取り入れたことで、子ども~お年寄りまで、障害者も含め転びにくい空間になっていますね。

 

5.子供に配慮したトイレ/みんなのトイレ(多目的トイレ)

メインのトイレは子ども背丈に合うような高さ設定❣️トイレが可愛い❣️手洗い用の流しも低めに設置。子供たちの自立を促します。また、みんなのトイレとして、多目的トイレの設置もありました。

 

6.手すり

大人も子どもも年齢や身長も関係なく使える2段の手すり❣️

ひろみ保育園“すくすく”の園舎には、以前は子供には太すぎるんじゃないかってくらいの太さの手すりが、子供の高さにだけ、階段の片方にだけついていたのを改修✨

 

7.エレベーター

ひろみ保育園“にこにこ”にはエレベーターが設置されています。

障害のある人も2階に行けます♪ 内部にも開閉延長ボタンがあるので乗り降りに時間がかかっても安心です✨

 

贅沢言うならエレベーターの内に鏡があるとベスト!

知ってましたか?エレベーターの内部にある鏡は、車いすユーザーが、エレベーター降りる時のバックミラーとして設置されているそうです。

 

ご存じかもしれませんが、バリアフリーは(身体)障害者を対象にした概念ですが、ユニバーサルデザインに対象者はなく、障害の有無も、年齢や性別、国籍や人種に関係なくすべての人が可能な限り、不自由なく安全に使える建物、製品、空間の設計のことです。

 

コレらに完璧な答えはないと思います。

 

例えば玄関で言えば、低い段差の方が多くの人に使いやすいですが、段差が低いのでうっかりつまずくかもしれません。またスロープはあって、車いすは利用しやすいですが、僕みたいに歩行困難だけど車いすは使わず、自力歩行している人にとっては、手すりのないスロープは怖くて使えません。

 

手すりのないスロープよりも、手すりのある階段なんです。手すりのないスロープが怖いって障害者になってから知りました。

 

このように可能な限りすべての人の使いやすさをデザインしていますが、完璧な答えはないと思います。

 

いかがでしたか?

 

人生と同じで、ユニバーサルデザインに答えはない。コレからも子どもたちの笑顔のために主体的に考えて、行動していきます

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